■ 第一診 『・・・そして病院へ』 ■ 



肺がやべぇ(^▽^)/そ、そいつぁ やべぇっ!


というわけで、いざ病院へGO→ ≡(つ`;o;)っ

なんだかんだで、初通院は7月9日。






胸が痛いよー ってな話を麻雀仲間にしたのが7月1日だったからけっこうのんびりしてたよね。

ちょくちょくお世話になってる内科専門の病院へ行ったわけなんだけども

この病院の看護婦さんのおばちゃん達がね?

おもいっきり知り合いなんだよね。


同級生のお母さんだったり、弟の同級生のお母さんだったりで。

そんなわけで、この病院に通うたんびにオバチャンズにタバコやめろやめろと怒られてきたわけですが

今回も怒られるのは覚悟の上で病院へー。


さくっと診察券を出し待合室で待機。

結構待つかと思ったら5分くらいですんなりと呼ばれ、診察室へ。


先生『今日はどうしました?』

「ちょっと胸が痛くて・・・。」

煙を吸うと胸が痛い、胸のまわりが腫れている、といった症状を伝える。


『んー、リンパ線は腫れてないようですけどねぇ(触診しつつ)』

!!

目で見てわかるくらいに胸が腫れてたんだけど、リンパ線が腫れてたわけじゃ無いのかも!(ほっ)


「実は、ちょっと前に運動しててスジを痛めちゃいまして。

それで腫れてるのか胸の病気で腫れてるのか心配だったもんで。」

流石にこの歳してゲームのやりすぎでスジを痛めましたとは言えませんでしたでしゅへへ^^

『とりあえず心電図とレントゲンと採血してみましょう。』


心電図をとる部屋に入ると知り合いのおばちゃんとご対面。

『あら、どうしたー。不整脈でもあるの』

いや実は肺がかくかくしかじか。

『随分と心配症じゃんか(笑) はい、それじゃあそのまま動かないでー』

職業トークというか元気づけるようなノリで心配症じゃんかーとか言ってくれました。

そんなフォローもされつつ心電図を無難にこなし、レントゲンへ。



ぶっちゃけレントゲンが怖いよね。喫煙家にとっては。

毎回えっらいドッキドキ。

あー、タバコ吸ってなければレントゲンなんてなんともねーんだろうになー。

ドキドキしながら撮影終了。

しばらく待合室で待機してると現像完了したようで診察室へ呼ばれる。



診察室へ入ると先生が身を乗り出してじっと見てます。僕のレントゲン写真を。(怖っ)

無言やめてぇええええッ!

『・・・えー。はい。まずですね。 リンパ線の方は大丈夫ですね。腫れは無いです。』

ほっ。

『骨にも異常は無いですね。』※骨に何かが転移してしまっているような事は無いという事

ほっ。

『ただ・・・』

えっ

『ここ・・・ですね。』

そういって、先生が指さした箇所には・・・・





白い影が。ぎゃあああああああああー


レントゲン写真を絵に描くとこんな感じ。






肺にッ!影がッ!!

ど、ど、ど、ど、ど、どうしようぉおおおおおおおおおおお!

おもわず大パニックに・・・は、なりませんでした。

というのも、実はわたくし、4年前にも「もしかしてガンかも!」と思った事があり、

その時、ここの病院にかかっていたのでございます。



その時にも同じ場所にあったんだよね。なんか影が。

で。血液検査の結果、別にこれはなんでもない。

血管や骨が重なってこう見えてるだけというお話でしたのでそんなにビックリはしませんでした。


『ちょっと4年前の写真とくらべてみましょう。』








ほらな?・・・・って、あれ(^▽^)





4年前 今回





ゲ、ゲェーッΣ( ̄□ ̄;) くっきりしとるッ!


あわわっっ! あわわっ!


先生『見比べてみると影が大きくなっているようにも見えますが、ただ、4年前の写真、

その頃のレントゲンは撮ったモノをそのまま現像していたのですが、今、うちに入っている機械は

よりハッキリと見えるように撮影したものをデジタル処理してるんですよね。』


あ!それでくっきり見えてるって事なのですか!


『でも今回の写真・・・こう丸く、ずいぶん輪郭がハッキリと見えてますよね。(悩みつつ)』


は、はい。


『これだけではなんとも言えないので、次回CTを撮りましょう。今日はこの後、採血していってください。』


先生はそう言うと、採血した血で何を調べるかチェックを入れるようになっている検査表にいくつかチェックを入れ、

僕を採血ルームへと通した。



採血ルームに入るとおばちゃんが二人で待ち構えておりました。


オバチャンズ『なに!胸?肺?』

「うん。ちょっと調子わるくて。」

『あらー・・・』

『・・・あの話した?』

おや? なんかオバチャンズがいたずらっこみたいな顔しとる。

「なになに?」

『キャシー中島の娘さん知ってる?』



「しらない。」

『肺がんで亡くなったって。29歳で。』


あは・・・あははっはは(^▽^)










ばばぁ(^▽^)/





とんでもない事を言う人達だと思われそうですが、

まぁ これを言えるくらいにまず無い例なんだよね。29歳で肺がんって。

それくらい珍しい例なので、これで万が一、今回僕がガンだったとしても

「別に気にしてないよ」と言ってあげようと思いました。

まぁ、この時はまさかこのおばちゃん達のおかげで最大の難事を逃れられる事になるとは思わなかったよ。



『うふふ。随分と脅かすでしょ?大丈夫よう。心電図も問題なかったし。』
※肺がんの場合、心音、心電図にも異常が出るっぽいね。


『平気平気(笑)』


オバチャンズのはしゃぎっぷりは、先生の書いた採血チェックシートの内容によるところが大きかったみたい。

というのは後から分かるんだけど、

実はこの日の採血で行う検査の中に肺がんの検査が入って無かったんだよね入れとけや(^▽^)/

なのでレントゲンで影があったのも知らないオバチャンズは大はしゃぎだったという。



そんなこんなで初日の通院をこなし次回は7月16日。


今回 次回


1週間後ざーす。

随分とゆっくりしてるけど、血液検査の結果が出るのに1週間くらいかかるので

なんにせよ待たないとダメみたい。



こりゃあ日記のネタになるな。

帰路、車を走らせる僕は割と楽観的だった。

4年前の事もあるし、CTを撮って「あー、なんでもないですね。」で終わりになるだろうと。


しかし、全く不安が無かったかといえばそれは嘘になる。

本来ならば―――

本来ならば、今回の通院でレントゲンを撮り「なんでもないですね」で一件落着。

この流れなのではなかろうか?

それがCTまでもつれこむとは・・・。


ぼんやりと考えながら咥えたタバコに火をつけた。(吸うなボケ(^▽^)/




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