■ 第ニ診 『疑惑』 ■ 


胸の腫れはリンパ線によるものではなかった。しかし、レントゲン写真で胸に怪しい影が見つかった。

悪い病気なのか? 果たして。



※ ※ ※



初診を終えて次回の診察―――

CT撮影と血液検査の結果が分かるまで1週間あるわけなんだけども・・・


初診 次回の診察



うーん・・・1週間・・・。

大丈夫、ヤバイ、大丈夫、ヤバイ、

思わず花占いして過ごしちゃいそうである。


そんな中、絶妙のタイミングで7月11日に発売されました。

そうです。ドラゴンクエスト9です。




♪てーれれーれーれーれーれーれー (伝われ


数日前まで買おうかどうか迷ってたんだけど、こうなると俄然買う!

ドラクエする!

ドラクエして気を紛らわす!

勢いあまって発売日前日の深夜からコンビニを15件くらいまわっちゃったよね。

その甲斐あって、発売日当日の朝にセブンで買えました。(深夜からまわった甲斐ねぇ!?



さて。ドラクエを購入して診察日までの過ごし方は決まったわけだが

サイトの更新、どうしよう・・・。

というのは、声をかけてくれた麻雀仲間に「病院いった?胸どうだった?」と聞かれて

次回CTとるよーってな事をポロリと言っちゃったもんで、

このタイミングでサイトの更新に間が空くと色々と心配されそうだ。

それどころか、

※「こうしんがない。ただのしかばねのようだ。」

って話にもなりかねない。


かといってこの状況でガンガン更新するのも無理だよなぁ

流石におもろい事でてこないっていう。

「ちょっと病気を治療するんで更新停止しまーす」とか公言するのもスタイル的にナシなんだよね。笑えないし。

どーしたもんか。

・・・。










    |
\  __  /
_ (m) _ ペカー
   |ミ|
/  `´  \


ひーらめいた!

トップページをこうしておけばしばらく誤魔化せるんじゃなかろうか





〜 かったった 〜



という事なのでしばらく城をあけるのである。おっほん。

2009年7月11日 6:43




や、やべぇ!おれって天才かも!(残念ながら馬鹿)




かくして、ひたすらドラクエしながら1週間過ごしたわけだが、

いやー、すごいね。ドラゴンクエスト。

15日、診察日の前日にクリアーしたんだけど、

この間、まったく余計な事を考える事なくドラクエに没頭してたからね。

もしかしたら命がかかった大病かもしれないってのに微塵もそれを考えさせないとは。

さすが国民的R・P・G!



そんなこんなでやってきました7月16日 診察日。

朝イチで家を出て午前8:00に受付完了(早)。

今回は血液検査の結果発表とCT撮影。

まずは血圧を測るみたい。

血圧測定ルームに呼ばれると、あら、オバチャンズの一人がいるわよん。



って、前回とうってかわっておばちゃんがめちゃくちゃ暗ぇーぞ!?

『・・・なにレントゲンで影が見つかった?CTの予約入ってるもんねぇ・・・』

前回のはしゃぎっぷりのバツの悪さもあってなのかえっらい暗いよおばちゃん。

「うん。まぁ、とりあえずCT撮るよ。(笑)」

まるでおばちゃんの方が病気みたいに元気ない。

大丈夫だよ!おばちゃん!

おばちゃんを励まし(?)つつ、血圧を測定。

血圧は無問題。



んでもってCT撮影ざーす。(初体験

輪切り版レントゲン写真みたいなヤツね。

レントゲン技師さんが手順を説明。

横になって機械のトンネルの中に入り、

「息を止めてください。」「楽にしてください。」っていう機械の掛け声に合わせて呼吸してくださいとの事。


しょっぱな、レントゲン技師さんが何かしらまごついたのか

「息を止めてください。」の掛け声から30秒くらい何も指示が無くて焦る。

(な、なげぇっ!?)

顔赤い。

「楽にしてください。」

ぷはーっ

2回目から大きめに呼吸しておく。

そしたらそこからは5秒くらいのサイクルで「息を止めてください。」「楽にしてください。」

すらすら進んでいった。

5〜10分くらいかけて疑わしい部分を細かく撮影。

撮影完了して待合室へ。


(まぁ、これで何事もなく終わるだろう)

そう思いながら今回の体験をサイトにどうおもしろおかしく書こうか考えていた。

『ドッヘさーん』

診察室へ呼ばれる。

さぁ!先生の「なんでもないですね。」の声を聞きに行こうじゃないか!









・・・。

・・・・・・・・・。

診察室、先生が口元に手を当て、目を細めてじいっとCT写真を凝視している。

その素振りから、何かしら気にかかる部分があるのは一目瞭然だ。



ばかなっ!?

CT撮ってなんでもない、この流れじゃないのか!?

なんという無言の重圧。

やがて先生はゆっくりと口を開き、リンパ線や骨には異常が無いという事を再び告げた。

そして・・・

『んー。・・・・この部分・・・ですよね。』

例の部分、CT撮影でも疑わしいらしい。



(;゚д゚) ゾ、ゾォー ナニこの展開・・・・

あまりに想定外。

てっきりCT撮ったらなんでもない、こういうシナリオだと・・・

『・・・あっ、それと前回やった血液検査の結果がこれです。』

先生が思い出したように検査結果をとりだす。

血液検査では特別に悪い所は無いらしい。

が。

ここまでの流れと先生の素振り、場の空気からこの検査結果があまり意味を持たない事は理解できた。


『私、専門が心臓の方なもので、写真を呼吸器専門の医師に観せようと思うのですが、

今日ですね、呼吸器の医師がまだ来てないもので、そうですね・・・10時半にもう一度来られますか?』


は、はい。10時半に来ます・・・。

まだ9時前だったので、ひとます家に帰る事に。

運よくここは実家の近くの病院だ。

実家で時間まで待機するとしよう。


僕は最悪の事態も覚悟しつつ、ひとまず病院を後にした。




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