アイアン恋をする

2006年8月5日





日、知り合いの男性から恋愛相談の電話が掛かって参りました。


アイアン「どうやったらモテるんだよ!」


俺が知りたい。

恋愛相談をもちかけてきたのは中学校時代から付き合いのあるアイアン

話を聞くと最近バイト先に入ってきた女の子の事がもう好きで好きでしょうがないと言うのです。

なんでもその女の子は超がつくほどかわいい子で、

バイト先の男子全員、皆が皆、彼女の事を狙っているのだそうです。

なんとバイト勢ばかりか店長までもがその子の事を狙っているんだとか。(!)


もうこのままだと誰に取られるか分かったもんじゃない。

一刻も早く告白して付き合ってしまいたい。

そこでアイアンは僕に告白の作戦を聞いて欲しいと言うのです。


アイアン「この作戦で上手くいくかどうか聞いてくれよ。」

ココロ「OK分かった。」

アイアン「まず、会ったらさ、なにげなく会話すんじゃん? 『よっ!』 みたいな感じで。」

ココロ「うんうん。」

アイアン「で、タイミングを見計らってこう言うのね」




















ところで

俺のスキスキアピール気付いてる?

















あーっはっは!スキスキアピールて!(赤ら顔)

普通の会話してていきなりこれ言われたらドキッとするね!

スキスキアピールってところがまたなんとも!


ココロ「いい!それ、いい!(笑)」

アイアン「だろ?(照) んで、そしたらたぶん相手は、えっ? って顔すんじゃん?」

ココロ「するね!するね!」

アイアン「そしたら肩をグッと掴んでこう言うのね」




























「 ちゃんと、俺の目ぇみろよ 」




























爆笑


マンガじゃんっ もうマンガじゃんっ

っていうか肩掴んでそれ言えるのっ

そんな事できちゃう人間がこの世にいるのっ


ココロ「できるのっ!? そんなことできるのっ!?」

アイアン「ああ。できるぞ (さらり」

ココロ「かっけー! マジかっけー!(大爆笑&大興奮)」

アイアン「で、たぶん肩掴まれてしばらく見つめ合ってたら絶対、目ぇそらすんだ。相手が。」

ココロ「うんうん!」

アイアン「そしたらほっぺに手を当てて顔をクイってやんの


嘘でしょっ!?ウソでしょっ!?

マジで!?本気でっ!?


アイアン「んで、こう言うんだ」
























愛してる。
























かっっっっっけぇええええっ!!!


100%オチる! 100%オチる!

それでオチない乙女などいない!

おまえ100%! おまえ100%!


アイアン「いいかな?この作戦でいいかな?」

ココロ「最高!最高すぎる!」

アイアン「よし!じゃあ、俺 この作戦でいくわ!」


すごい、と思った。

おまえはそんな大胆な事をやってしまうのか。

この作戦を本当に実行に移せるのなら、この世にオトせない女の子なんていないんじゃないか?

残念ながら俺にはとても無理だ。

かっこいいぜ!アイアン!

しびれるぜ!アイアン!


そして、3日後 

この作戦を本当にやってのけたアイアンから電話が入った。

電話に出るなりアイアンは叫んだ。





















































「どうやったらモテるんだよっ!」





― 完 ―